相続にはさまざまな仕組みや制度がありますが、その中で養子縁組についてご存じでしょうか。
今回はこの制度とはどのようなものなのか、具体的な内容を解説します。
また、手続きをするメリットや注意点にも触れているので、現在お困りの方は今後の参考にしてみてください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
鳥取市の売買物件一覧へ進む
相続における養子縁組とは
養子縁組とは、想定相続人ではなくても相続権を得られる制度を指します。
実際には血がつながっていなくても、法的には実子と同じ扱いになるのが特徴です。
また、一般的によく知られていない事実として、養子縁組には2種類存在します。
それぞれ「普通」「特別」に分けられており、普通の場合は手続き後も実の両親との関係が継続となり、特別の場合は関係がなくなります。
また、手続きには代表的な3パターンが該当するケースが多いです。
具体的には、祖父母が孫を養子にして財産を渡す、子どもの妻・夫を養子にして財産を渡す、再婚相手の連れ子を養子にするなどです。
いずれもケースも土地や建物、さらには預貯金を渡すための手段として用いられています。
▼この記事も読まれています
自分で相続放棄の手続きをする流れとは?必要書類や注意点について
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
鳥取市の売買物件一覧へ進む
養子縁組をおこなうメリット
メリットとして、手続きをした場合は基礎控除額が増える点が挙げられます。
そもそもこのときの税金は相続財産すべてが対象になるわけではありません。
すべての財産から借金・負債などを差し引いて算出された金額に対して課税されます。
また、非各種保険金や退職金などが得られる場合は、この課税限度額もアップするのが魅力です。
非課税限度額は法定相続人の数に500万円をかけた金額となります。
何より、手続きをすると相続人の立場を継承できるので、実際には血がつながっていなくても、実子と同じように対応してもらえます。
▼この記事も読まれています
相続で遺留分侵害額請求をおこなう方法とは?他の請求との違いを解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
鳥取市の売買物件一覧へ進む
相続対策で養子縁組をおこなう際の注意点
もし子どもがいる場合は、相続争いの可能性があります。
実子の立場からすると、親と血がつながっていない方が権利を主張するのに、不満を抱えてしまうからです。
また、相続税額が2割加算されることがあるので、その場合は節税対策をしないと負担が大きくなります。
そもそも手続きをしようとしても、税金対策のためだと発覚すると否認されることも多いため、注意点として覚えておきましょう。
必ずしも手続きが認められると決まっているものではないため、その点を留意したうえで対応してください。
▼この記事も読まれています
不動産相続の配偶者居住権とはなにか?要件や注意点についても解説
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
鳥取市の売買物件一覧へ進む
まとめ
養子縁組をすれば権利を主張できるようになるため、多くの方が手続きをしています。
メリットもさまざまで、基礎控除額も増えるため、金銭的に大きな影響を与えるでしょう。
ただし、実子との争いになる可能性もあり、考慮したうえで対策しなくてはなりません。
鳥取市の不動産のことならやまた不動産Laboへ。
お客様のご要望に真摯に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
鳥取市の売買物件一覧へ進む