マイホームを購入する際に用意すべき予算のひとつに「頭金」があります。
しかし頭金をどれくらい用意すれば良いのかわからず、事前に相場だけでも把握しておきたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は頭金とは何か、相場や支払う際の注意点について解説します。
マイホームの購入時に必要な頭金とは
マイホーム購入における「頭金」とは、住宅ローンを組む際に貯金などから購入価格の一部をまとめて支払うお金を意味します。
たとえば4,000万円の住宅を購入する場合に1,000万円の頭金を用意すると、残った3,000万円分の金額で住宅ローンを組むことになります。
頭金とよく似たものに「手付金」がありますが、手付金は契約を成立させる意思を示すために支払うお金です。
最終的には購入代金の支払いに充てられるものの、頭金とは性質が異なり、金額も頭金よりも少ない5%~10%程度になることが一般的と言えます。
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マイホームの購入時に必要な頭金の相場
マイホームの購入時に必要な頭金がいくらになるのかは、購入する住宅のタイプによっても異なります。
2021年度に「フラット35」を利用してマイホームを購入した方が支払った頭金は、平均すると購入価格の10%程度でした。
しかし新築マンションの場合は購入価格の17.4%、注文住宅の場合は16.7%と、平均よりも高い水準です。
反対に頭金の比率が低いのは一戸建てで、建売住宅の場合は7.5%、中古一戸建ての場合は8.2%となっています。
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マイホームの頭金を支払う際の注意点
マイホームの頭金を支払う際の注意点としては、頭金とは別に仲介手数料などの諸費用を用意しなければならないことが挙げられます。
登記費用や住宅ローン手数料、火災保険料などは原則として住宅ローンに組み込めないため、頭金が多いとこれらの支払いに支障をきたしかねません。
一方で頭金が少なすぎる場合、住宅ローンの借り入れ金が増えることになり、その分利息の支払いが増えることも注意点でしょう。
マイホームの購入にかかる諸費用を分割払いできる「諸費用ローン」を利用できる場合もあるため、不動産会社と相談しながら頭金の金額を決めましょう。
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まとめ
マイホームの購入時にかかる頭金とは、住宅ローンの借り入れ額を減らすために支払う購入代金の一部です。
頭金の相場は住宅タイプで異なりますが、おおむねマイホーム価格の10%前後と考えましょう。
頭金を決める際には、仲介手数料などの諸費用の支払いを考慮し、無理のない金額に設定するようにしましょう。
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